平成15年8月23日(土)に、アグリレディースの会員と消費者の方との交流会が行われました。

秋採りジャガイモ.キャベツ.オータムポエムの植え付け種まきが行われ、約3ヶ月に亘り共に作物を育てていく中で、身近により深く交流が図れることを望んでいます。


場所 高崎市柴崎町 斉藤昇さん.絹代さん宅の減反の水田

 8月20日 堆肥まき.トラクターにより耕す
 8月20日(水)アグリレディース西毛地区の会員8人により、堆肥まき、トラクターによる耕運が行われました。
堆肥は、もちろん江原養豚の98%無投薬の完熟発酵堆肥です。(保護豚の堆肥も入るため100%ではありません。)
(今年は天候が不順だったため、2週間ほど前から予定していた堆肥まきの作業ができず天気を恨むばかり・・・日程の最後の日まで来て絹代ちゃんと2人で開き直った気になり、「トラクターで耕した後に、大雨が降ったら田んぼに戻っちゃうけど・・・。」 「しょうがないよね〜 減反の水田なんだから〜  どうにかなるよ!」 「ほんとうに〜?」
 
お陰さまで、20日当日は曇天の涼しい堆肥まき日和でした。
「完熟の乾燥堆肥なので扱いやすいよ。」と皆は言ってくれましたが12アールの田んぼに2トンの堆肥をまく作業は大変でした。(今、農業も専業化されており、他の作目のことがほとんど解りません。家庭菜園は両親が栽培してくれていますので、私自身堆肥を使うのは、農場の花壇に蒔く程で、野菜農家の方のご苦労を考えてしまいました。「土をつくる」ということは、大切なことなのですね。)
トラクターで耕す作業は酪農家の清水さんと高橋さんが行い、
普段見る彼女たちより頼もしく、カッコイイねー!」と歓声が上がりました。
 8月23日 土にふれてみませんか?   消費者の方との交流会がスタートです。 
 8月23日(土)いよいよ楽しみにしていた消費者の方との交流会がスタートしました。当日の参加者は、消費者.18名(内、子供4名)アグリのメンバー12名.県農政部担い手支援課2名.合計32名の参加となりました。心配していた天候も日頃の行いが良いせいか???この夏一番の暑さとなり、目もくらむような日差し・・・ 先ずは、斉藤さんのお宅の作業所兼直売所で、今回の企画の目的から自己紹介へと話が進みました。自信を持って我が家の経営を語るアグリのメンバーに対して、消費者として「私たちが欲しい作物は・・・と、これからの交流が楽しみになるような話し合いが持たれました。
 オータムポエムの種まき          ジャガイモの植え付け            キャベツの定植
 オータムポエムの種まきです。なんて小さな種。直径1ミリもないほどの種を手のひらに分けてもらい、1パレット(縦16穴×横8穴)に128粒×40パレットの種を蒔きました。 種まきのこつは、充分に水を含んだ播種土に、指で軽く窪み程度の穴をつくります。(指で押してみたら土がふわふわしているのに驚きました。)発芽が遅れるため穴が深すぎてはいけないということでした。 手のひらの種は汗でくっつくし、おしゃべりをしながらだと、「あれ!どこまで蒔いたか判らなくなっちゃった。」と、賑やかな種蒔きでした。 種の色と土の色が似ているため神経を集中して行う作業でした。

 ジャガイモの植え付けです。さすがに露地野菜を栽培しているアグリのメンバーは、鍬でのさくきりがみごとです。「江原さんもしてみたら〜」 の声に、いざ挑戦!逆方向(前進しながら)に、さくをきって行く私を見て「あ・あ・あ・だめだわ・・・」あきれられてしまい、いま農家も専業化となり得意不得意があるのよね〜。などと笑って言い訳をしてしまいました。
 子供たちも袋に分けた種芋を間隔を測りながら、はりきって植えてくれました。夏に植える種芋は、腐らないように丸のまま植えます。

 キャベツの苗の定植です。東村の松村さんが交流会用にと届けてくれました。子供たちに丁寧に苗の植え方を説明しているのは、吉井町の安藤さんです。松村さんも安藤さんも、女性農業委員として元気に活動されています。(また、他にもアグリのメンバーには、県内で農村生活アドバイザーや生活研究グループ、他・・などの組織で活躍している方が沢山います。) 斉藤さん宅のご家族の方には準備の段階から大変お世話になり、この日もご主人とおじいちゃんに、定植の指導をしていただきました。暑さでキャベツの苗が萎れてしまうのではないかと心配しながらの作業でした。 日差しに対して完全武装をしていて、顔が判らないのがアグリのメンバーです。紫外線対策はお見事・・・
 皆さんお疲れ様でした!        県内各地から届いたアグリのメンバーの生産物に喜びの声が・・・
皆さんお疲れ様でした。汗だくになっての作業でしたので、県内各地から届いたアグリのメンバー達の生産物に美味しさの歓声があがりました。スイカ、なし、とうもろこし、梅の酢づけ、シソジュース、しいたけの煮物、山菜おこわ、キュウリ漬物、他・・・お土産用に生姜とごぼうが届きました。 作業を終えての充実感と、 アグリのメンバーの心意気が感じられ和やかな打ち上げとなりました。