場内の衛生管理
 農場の各入り口には、「外部からの病気の侵入を防止しています。農場への立ち入りはご遠慮ください。」との【立入禁止】の看板があり、黄色のクサリで閉鎖されています。

 農場の衛生状態を守るために、細心の注意を行っています。


分娩舎    出産に至るまでの準備  

 離乳後の分娩室は、高圧洗浄機てきれいに洗浄し、消毒効果が上がるように発泡消毒をして、次の分娩にそなえます。

母豚の移動  個体管理カード
 ストール(母豚舎)から移動してきた母豚です。

「みごとなお腹」分娩室に入る前には必ずきれいに母体を洗い、消毒をして健康な子豚を出産するための準備に入ります。

母豚は、家畜防疫、公衆衛生上必要なワクチンについては定期的に、市の担当課職員の立会いのもとに、専門獣医師に接種していただきます。母豚の免疫力を上げることと、抗体価を揃えることで病気に強い元気な子豚が生まれます。
 
 
又、母豚が狭い分娩柵に入っているように思うかもしれませんが、分娩後の子豚の圧死を防ぐために設計されています。


 母豚は、個体の管理カードを持っていてカードと一緒に移動してきます。(人間でいうとカルテです。)

そこには、母豚No ・品種 ・導入先・ワクチンの種類 ・接種日 ・交配年月日・交配豚 ・分娩予定日 ・分娩頭数・出生時の体重 他・・・一度の分娩につき25の記入項目があり、母豚が健康に出産できるように管理しています。


その他に1ヶ月の出産頭数の管理として母豚管理台帳があります。

分娩室は、温度、湿度、換気もコンピューターにより管理され、恵まれた良い環境の中で分娩となります。 
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